滋賀県草津市東矢倉3丁目・築26年・一戸建の売却査定依頼をいただきました。ありがとうございます。
子供たちが独立し、ひとりで住むには大き過ぎる為、一戸建を売却して老人ホームへの入居を考えたことが、売却査定の依頼のきっかけです。
JR南草津駅から徒歩15分。
道路の幅もしっかりとあり、土地も50坪を超えるサイズで整った綺麗な形。
建物は築26年の木造住宅でしたが、今までまめにメンテナンスをされて来られていたので、まだまだ使える綺麗な状態です。
再建築用地としてもうってつけですが、解体するにはもったいない程です。
木造住宅の場合、国が定めている耐用年数は22年になります。
この耐用年数との関係上、築20年を超える建物の多くは査定価格がほぼ0円となり、土地の価値だけの査定価格になるのが一般的です。
その為、査定時には土地の価値だけをご提示する場合や、建物の解体費用を差引いた金額をご提示することがあります。
長年大切にされてきたご自宅が0円の価値となると悲しくなりますが、不動産会社には売却の依頼を受けた物件を売る使命がありますので、市場に受け入れられる最大限の金額を考え値付けを行います。
高過ぎると、売れない。
安過ぎると、地域の価値が下がってしまう。売主さまに損をさせてしまう。
この絶妙なバランスを保つことが、査定の難しいところです。
そして、今回の築26年の木造住宅は耐用年数は超えてるものの、まめにメンテナンスをされておられたことや、建築時に材料のひとつひとつにもこだわって建てられていたので、築年数を感じない非常に良い状態の一戸建です。
インターネット上には、「築20年以上の建物の価値は0円」という情報があふれているので、土地の価値だけで建物の価値はないものだと予想されておられましたが、建物にも価値のある査定を行い、想像以上の査定金額になり大変喜んでくださいました。
この期待に応えられるように、販売活動も頑張らないといけませんが、次の購入希望の方は築26年と聞くだけで懸念される方も多いと思います。
次も安心してお住まいいただけるように、「耐震基準適合証明書」の発行や「既存住宅売買瑕疵担保保険」の検査を受けて引渡す予定ですので、安心感と共に住宅ローン控除も受けられるように手続きしていきます。
今回のように、築20年以上の一戸建でも建物の状態によっては金額がつけられる場合があります。
一軒一軒によって状態が違いますので、築20年以上の一戸建の査定を依頼される場合は、物件のデータのみで行う“簡易査定(机上査定)”ではなく、実際に現地を確認する“訪問査定”がおすすめです。
不動産会社の売却査定の方法